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料理って自分が食べたいっていうのはもちろんだけど、それよりもやっぱり食べてくれる人がいるから、食べる人の笑顔が見たいから・・・という気持ちが作りたいエネルギーの素かもしれませんね。

実際に今の家族ができるまでの私は、「食べること」や「料理」は生活の習慣というか、生きるための手段というか・・・　何を食べるとか、どんな風にして食べるとか・・・
食に対してもあまり意欲や興味がなかった気がします。
たぶんそれは、子どもの頃から家族そろって食卓を囲むなんていう楽しい思い出がなかったことも関係があるのかもしれません。

でも、たったひとつ、私が小学一年の時に母が作ってくれた誕生日ケーキ。
たった一度で後にも先にもなかったけれど、そのときの嬉しさは今でもはっきり覚えています。
とっても不細工でとっても硬かったケーキですが、私にとってこれからも生涯で最高のケーキであることは間違いありません。

そんな感動や喜びを知って欲しくって・・・
そして私が子ども時代には味わうことのできなかった家族の食卓を楽しいものにしたくって・・・

毎日毎日
「今日は何を作ろう？」なんて考えているのかもしれません。

時には面倒くさいものだけどね・・・・（笑）